2022年 年末のご挨拶

大切にしたいからこそ省みる

おかげさまで、本年度で13期目を終えます。秋田大工の2年の休業があったにもかかわらず、小さくとも細々と建築業を続けてこられたのも、ひとえに皆様とのご縁、また変わらぬご愛顧をいただけている他にありません。夫婦で営むという極小単位の私達ですが、皆様とのお付き合いを通して、互いの役割をもち、よき理解者として尊重しあえる関係性に成長させていただいています。また信頼しあえる職人さん達と、皆様のおかげで、地に足がつき根付いてきた実感を得ています。皆様に育てていただいている感覚が有難くて仕方ありません。心から感謝申し上げます。

 

事業をしていると、よく節目の年を迎えるから何かを力んで励むということを耳にしますが、私たちの場合は、日々の皆様とのお付き合いの中での会話や、いただく率直なご意見などがダイレクトに日々の仕事内容の構築になり、原動力になり、新たな目標がうまれ、挑戦し取り組んでおります。極小工務店だからこそできる柔軟性でもあります。

 

流れに身を任せるように過ごしている中でも、日々の忙しさに追われて省みないようでは、皆様に良い物事を提供できなくなってしまいます。社会の変化は激しく、法律が変われば家の建て方も変わる時代です。ですが、これもまた流れにのるだけでは、何も問題解決せず、新たなツケが残るだけになりかねないことも見受けられます。

 

大切にしたい人達がいる。ご縁を大切にしていきたい。この気持ちが湧き上がると己を省みることの大切さをひしひしと感じます。これからも小さい工務店ながら皆様により良いサービスができるように今一度事業内容を省みて、賢く学び、それを活かしていくように2023年度も歩んでいく所存です。

 

 

良き年末年始をお過ごしください。